12/03/2010
11/22/2010
クカア作り
やっと少し、溜まっていたラウハラをクカアにした。
ちょっと前に痛めた手首がまだ良くならず、
ローラーを回すのもクカアをキッチリ巻くのもあまりうまくいかないけど、
これをしないと何も作れない。
自分でクカアを作る人たちによると、
いつ何処で採ったラウハラか、きちんとクカアに記してあるという。
いつ何処で採ったラウハラか、きちんとクカアに記してあるという。
私もそうしていて、
とりわけ、その場所や採った時の思い出のあるラウハラは、
時を見て身近な何かを作りたいと思って、大事に保存している。
昨日クカアにしたラウハラは、
ハワイへ来た頃にはよく遊びに行った、プアコ・ビーチで採ったものと、
ハワイアンの史跡があるとても好きな場所、カフヴァイで採ったもの。
クカアを作りながら、葉の色や硬さを見て、何を作ろうか考える。
プアコのハラは、その場所へフアカイに連れて行ってくれた人へ、
なにかお礼になるものを作ってプレゼントしたい。
カフヴァイのハラは、幅広くとても特徴があるので、がっしりしたバスケットかな。
針灸の先生から、仕事も趣味も手仕事は良くないからどっちかにしなさい と言われたばかりだけど、
それは無理だなぁ。。。
写真はiPhoneアプリのInstagramで加工。これがまた楽しい。
ハワイへ来た頃にはよく遊びに行った、プアコ・ビーチで採ったものと、
ハワイアンの史跡があるとても好きな場所、カフヴァイで採ったもの。
クカアを作りながら、葉の色や硬さを見て、何を作ろうか考える。
プアコのハラは、その場所へフアカイに連れて行ってくれた人へ、
なにかお礼になるものを作ってプレゼントしたい。
カフヴァイのハラは、幅広くとても特徴があるので、がっしりしたバスケットかな。
針灸の先生から、仕事も趣味も手仕事は良くないからどっちかにしなさい と言われたばかりだけど、
それは無理だなぁ。。。
写真はiPhoneアプリのInstagramで加工。これがまた楽しい。
11/10/2010
Ohe kapala
オヘ・カパラとは、古代のハワイで作られていた不織布カパに模様をプリントするために作られた道具、そしてその技法のことで、
オヘ=竹、カパラ=プリントすること、スタンプを押すこと
で、竹に彫ったスタンプで模様を染めることを言う。
広く知られているところでは、カヒコのフラの衣装に、ハラウに伝わる伝統の模様や、
チャントにまつわる模様を染めるために使われている。
伝統的なオヘ・カパラの模様は、古代のハワイアンが日常に見ていたもの、
例えば鳥の羽、鮫の歯、魚の骨などがあるようだが、
実はオヘ・カパラは一度失われてしまったアートゆえに、
模様にまつわる意味なども失われてしまったそうだ。
Papale #2
編み始めたのは6月。
ところが、天辺を終えたところで増し目に間違いがあることに気が付いて、
部分的に解き始めたもののかえって混乱してしまって、ピコだけ残して天辺をやり直すことに・・・。
少なくても半日は座って編むことに専念する時間がないと、網目の力加減が違ってしまってはまずいと思うので、その時間ができるまでは置きっ放し。
8月のある日に天辺をブロックにセットしてクラウンを編んだ。
その後ブリムに手をつけたのはもう10月になっていた。
それでも完成できたのでとても嬉しい。
コウの花のレイ、フラ仲間が作ってくれた
先週のモク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバルで、私に帽子を教えてくれたクム、アンティ・マルイヒに出来上がった帽子を見せることが出来た。
よく出来たね、と褒めてくれたけれど、それは、教えてくれた人がいいから、私にも編めたのだ。
それはとても大事なことで、寛容にハワイ文化を伝えてくださるアンティ・マルイヒに感謝。
7/28/2010
7/25/2010
ラウハラの帽子を編んだ Ka Ulu Lauhala O Kona 2010
クム アンティ・エリザベス・マルイヒ・リー クラウンの型にセットしたところ
ラウハラ編みを始めたら、帽子を編むことは夢のひとつ。
いつかは編んでみたいと私も心に決めていた。
そしてその夢は意外と早く、ラウハラ編みを始めて2年で実現した。
毎年5月にコナで催されるラウハラ編みのカンファレンス Ka Ulu Lauhala O Kona に、今年は所属のクラブからスカラシップを得て参加できることになり、送られて来た申込用紙に“帽子”を希望と明記。条件として帽子の編み始め“ピコ”が自力で作れることとあったが、これはここ1年の間にいくつかボトルのカヴァーを作っていたので、なんとかいけそうだった。
ただ、帽子を習うならまず最初にこの人からと思っていたアンティ・リリーが、今年は病気でクムを降りられたことで少し気持が揺れていた。
そんな頃、ヒロであったMerrie Monarch Festivalのクラフトショーで、カンファレンスのプロモーションも兼ねてラウハラのデモンストレーションをしていたアンティ・エリザベスに会った。「カンファレンスに参加するんですけど、 帽子教えてもらえますか?」と訊ねると、「オー、それはいいわね、リクエストしときなさい」と言ってくれた。
そのアンティ・エリザベスが、たった二人しかハウマナ(生徒)を採らないと知ったのは、カンファレンスの当日だった。 このカンファレンスでは、各クムが自分が教える題材のキットを作って提供することになっていて、私と同じクラブに所属しているローリーの二人は、アンティ・エリザベスから、ラウハラの下準備をするところから教わった。
人間国宝であるアンティー・エリザベスから手ほどきを受け、知恵を授かることが出来るまたとないチャンス、細かい作業に集中するあまりに、間違いに気づかずに編み進んでしまうこともしばしば。
だが、アンティは、「これはあなたの一作目の帽子でしょう?だったら間違いを直さずに仕上げなさい。そうすれば自分がどこを間違えたのか、後でわかるでしょう?一作目はお手本として残せばいいのだから」と、 なるほど深い言葉に納得。
3日間かけて私の第1作目の帽子を仕上げることができた。
5/10/2010
Fishing Basket
今月のラウハラ・クラブ・ミーティング、なんとなく新しいものを編み始める気力がしなくて、
3月のプロジェクトとして編み始め、やりかけになっていたフィッシング・バスケットを完成させた。
と言っても、本来の成品は蓋やら手提やらが付くものなのかも。
こういうところまで “伝統的”というべきかわからないが、
ハワイアンの魚釣りはもともと投網で、
バケツの無い時代、網にかかった魚をこうしたバスケットに入れて持ち帰ったらしい。
想像しがたいと驚くほど、私たちはプラスチックに毒されてしまった今の世を思う。
使ってみなけりゃわかんない。
けど、葉っぱでできたバスケットは、柔らかく、香りもよく、本当のところ、使うのがもったいないくらい。
こんなものを日常に使っていた世に、戻ってみたい気がする。
4/29/2010
4/15/2010
4/03/2010
3/16/2010
Aunty Maluihi
ちょっと調べ物をしていたら、コナのAunty Maluihiの動画をみつけた。
Ka Ulu Lauhala O Kona ハワイ島コナで毎年行われるラウハラの大会の創始者は、このアンティ・マルイヒ。
「私が死ぬときはすべてを置いていきます」と言って、ラウハラの技術を伝えることに生涯を捧げている。
2010年の Ka Ulu Lauhala O Kona は、5月12日~15日 フアラライ・コナ・ヴィレッジ・リゾートで。
詳細はこちら
Ka Ulu Lauhala O Kona ハワイ島コナで毎年行われるラウハラの大会の創始者は、このアンティ・マルイヒ。
「私が死ぬときはすべてを置いていきます」と言って、ラウハラの技術を伝えることに生涯を捧げている。
2010年の Ka Ulu Lauhala O Kona は、5月12日~15日 フアラライ・コナ・ヴィレッジ・リゾートで。
詳細はこちら
3/06/2010
Thunder thigh
フラでのこと。。
「アイハアしないと サンダータイになれないよ!」とクムの声が飛んできた
Thunder thigh 直訳したら「雷の太もも」
サンダータイって何?
ハワイアンのように ぶっとい太ももってことか、、?
ハワイアンのように ぶっとい太ももってことか、、?
なんだろう・・・? と、
考え調べた挙句の結論
アイハアは、より低く踊ることで大地のエネルギーを吸収する
雷が地を響かせるように、
地を踏んでエネルギーを湧き上がらせるようなチカラ、
それがアイハアだよって・・・
3/04/2010
ひさびさにバスケット
今月のクラブのプロジェクトはバスケット。
ひさびさに編むことになって、忘れていないか、ちょっと試してみた。
縦糸と横糸を固定(ロック)しながら編んでいく、ちょっと複雑な編み方。
覚えるのにけっこう時間を要した。
おかげで家にはこのスタイルのバスケットがいっぱいころがっている。
縦糸と横糸を固定(ロック)しながら編んでいく、ちょっと複雑な編み方。
覚えるのにけっこう時間を要した。
おかげで家にはこのスタイルのバスケットがいっぱいころがっている。
最近のラウハラ編みの主流は、ラウをうんと細く切って細かい編み目で模様を編み出す。
それは、テクニックもデザインも洗練されてきている証拠だけど、
私はこのぽってりとした昔ながらのラウハラ編みが、今でもとても好きだ。
写真はなんだか「北欧のバスケット」みたい(くsくs)
写真はなんだか「北欧のバスケット」みたい(くsくs)
2/24/2010
ローラー購入
インターネットでオーダーしたパスタマシーンが届いた。
早速テーブルに付けてラウハラをロールしてみると、イイ感じ!
ローラーを使って、丸まっているラウハラを平らにすることと、柔らかくすること、この編む前の下準備は欠かせない。
竹のローラーは、普段から車に積んで持ち歩いていて、ラウハラを採った時に時間があればその場でこのローラーを使って葉っぱを平らに伸ばし、クカアを作ってしまえる便利さがある。
けれど、なめすというか葉っぱを柔らかくするのにはこれでは足りない。
機械は、と言うと、
ラウハラ編みが盛んだった頃には、自家製のラウハラローラーを作っていた人達がいたらしく、その古い道具がコナの大会のときは会場に備え付けられていたし、ウィーバーの知人の中には持っている人も何人かいる。
アンティークショップかガレージセールに出ることもあるのかな、それともクレイグスリストで捜すか。。。めぐり合えるチャンスはあまりなさそう。。
だけど、そのうち誰かが 「あなたラウハラ編んでるの? 昔うちのグランマが使ってたローラーがあるのよ。もう誰も使ってないし、あなたが使えるならあげるわ」 と言って来る日を待っている。
実はラウハラ編みのクラスに行きはじめた頃、まだそれほどシリアスではなかったので、クラフトショップで粘土細工用に売られているローラーを購入して使ってみた。
箱には粘土細工の写真こそあったけど、実は中国製のパスタマシーン。 $12~13で、安ぽかったしあまり期待もしなかったけど、数ヶ月使っただけでローラーの隙間を調節するダイヤルが壊れてしまった。 本当はパスタマシーンとして商品になったけど、使えないので粘土細工用になってしまったったんだろうな。
同じ物を買うのも悔しかったけど、次の1台をセールの時に$9で購入して、今度はあまりダイヤルをいじらないようにして使っていたけれど、ローラの隙間を一番狭くセットしても2ミリぐらいあるので、薄いラウハラはスルッと抜けてしまう上、ハンドルを回すとキーコキーコとうるさくて、結局気分よく使えないでいた。
最近ラウハラを沢山採っていることもあって、意を決してちゃんとしたパスタマシーンに買い換えようと思い、ウェブを調べたところ、当たり前だけど、イタリア製のものがしっかりしていてよさそうだった。
Amazonの口コミとNexTagのプライス比較をチェックして、最終的にMarcato社のAtlasかCucina Pro社のImperiaのふたつで迷ったけど、Amazonを隅々まで読んでみると、Imperiaは同じ製品にイタリア製と中国製があって、「イタリア製と思ってオーダーしたら送られて来たのが中国製だったので、交換してもらったらまた中国製が送られてきた」、という記述があったので、そういう面倒は避けたいのでMarcatoのAtlas150に決めた。 いろいろ見ているうちに パスタも作りたくなってくる。
購入はインターネットのキッチンストア Cutlery and More で $69.95プラスS&H が$9 水曜にオーダーしたら次の月曜日に届いた。
この基本的なパスタマシーンは、ローラーの背のところのアタッチメントを使って、伸ばしたドゥをスパゲティかフィットチーネのサイズにカットできる。 アタッチメントを替えればいろいろな形のパスタができるわけ。
パーツはいろいろあって、手動から電動に替えられるアタッチメントなんていうのもある。
いやほんとに、パスタ作りもいいかもしれない。
でもその前に、伸ばしたいラウハラがいっぱいたまっているんだよね。
早速テーブルに付けてラウハラをロールしてみると、イイ感じ!
ローラーを使って、丸まっているラウハラを平らにすることと、柔らかくすること、この編む前の下準備は欠かせない。
竹のローラーは、普段から車に積んで持ち歩いていて、ラウハラを採った時に時間があればその場でこのローラーを使って葉っぱを平らに伸ばし、クカアを作ってしまえる便利さがある。
けれど、なめすというか葉っぱを柔らかくするのにはこれでは足りない。
機械は、と言うと、
ラウハラ編みが盛んだった頃には、自家製のラウハラローラーを作っていた人達がいたらしく、その古い道具がコナの大会のときは会場に備え付けられていたし、ウィーバーの知人の中には持っている人も何人かいる。
(写真はHonolulu Advertiserより)
アンティークショップかガレージセールに出ることもあるのかな、それともクレイグスリストで捜すか。。。めぐり合えるチャンスはあまりなさそう。。
だけど、そのうち誰かが 「あなたラウハラ編んでるの? 昔うちのグランマが使ってたローラーがあるのよ。もう誰も使ってないし、あなたが使えるならあげるわ」 と言って来る日を待っている。
小笠原のウィーバー達はうどん製麺機を使っていると知って、調べてみると日本には「小野式製麺機」という家庭用の製麺機があるのだけど、今はもう製造終了していて、ヤフオクぐらいでしか手に入れる当てはなさそう。 これまた日本の友人達に捜していることを伝えてはある。
実はラウハラ編みのクラスに行きはじめた頃、まだそれほどシリアスではなかったので、クラフトショップで粘土細工用に売られているローラーを購入して使ってみた。
箱には粘土細工の写真こそあったけど、実は中国製のパスタマシーン。 $12~13で、安ぽかったしあまり期待もしなかったけど、数ヶ月使っただけでローラーの隙間を調節するダイヤルが壊れてしまった。 本当はパスタマシーンとして商品になったけど、使えないので粘土細工用になってしまったったんだろうな。
同じ物を買うのも悔しかったけど、次の1台をセールの時に$9で購入して、今度はあまりダイヤルをいじらないようにして使っていたけれど、ローラの隙間を一番狭くセットしても2ミリぐらいあるので、薄いラウハラはスルッと抜けてしまう上、ハンドルを回すとキーコキーコとうるさくて、結局気分よく使えないでいた。
最近ラウハラを沢山採っていることもあって、意を決してちゃんとしたパスタマシーンに買い換えようと思い、ウェブを調べたところ、当たり前だけど、イタリア製のものがしっかりしていてよさそうだった。
Amazonの口コミとNexTagのプライス比較をチェックして、最終的にMarcato社のAtlasかCucina Pro社のImperiaのふたつで迷ったけど、Amazonを隅々まで読んでみると、Imperiaは同じ製品にイタリア製と中国製があって、「イタリア製と思ってオーダーしたら送られて来たのが中国製だったので、交換してもらったらまた中国製が送られてきた」、という記述があったので、そういう面倒は避けたいのでMarcatoのAtlas150に決めた。 いろいろ見ているうちに パスタも作りたくなってくる。
購入はインターネットのキッチンストア Cutlery and More で $69.95プラスS&H が$9 水曜にオーダーしたら次の月曜日に届いた。
この基本的なパスタマシーンは、ローラーの背のところのアタッチメントを使って、伸ばしたドゥをスパゲティかフィットチーネのサイズにカットできる。 アタッチメントを替えればいろいろな形のパスタができるわけ。
パーツはいろいろあって、手動から電動に替えられるアタッチメントなんていうのもある。
いやほんとに、パスタ作りもいいかもしれない。
でもその前に、伸ばしたいラウハラがいっぱいたまっているんだよね。
2/21/2010
15th Ka Ulu Lauhala O Kona
毎年5月にハワイ島コナで開かれるラウハラ編みの会議 Ka Ulu Lauhala O Kona の情報が届いている。
ラウハラ編みのワークショップのイベントとしては、ハワイで一番大きく、クムはハワイ各島から、生徒はメインランドからも集まって、丸3日間コナの太陽の下でラウハラ編み三昧。
ウィーバーにとってはすべてを側に置いて、ラウハラ編みに専念できる楽しいイベントなのだ。
編むことを習うのはもちろん、ラウハラ編みに関するあらゆる情報を得ることができる最高の機会だ。
ワークショップの内容は以下
初級 ブレスレット、うちわ、鍋敷き、マグネット、オーナメント、チェックブックカバー
中級1 バスケット、ナプキンホルダー、くずかご、クラッチバッグ
中級2 ピコ(帽子の編み始め、円形のマット、ピコで編み始めるバッグ)
上級1 帽子(ピコを自力で編めることが条件)
上級2 ハーフムーン・パース、ベースボール・キャップ、カップ&ソーサー型の帽子
スペシャル ダブルマット、ランプシェード、ガーデンバスケット 等など
ワークショップの行われる コナ・ヴィレッジは、フアラライ・リゾートの中にあって、テレビや電話のないコッテージが集落のようになっている、ユニークなホテルとして知られているところだ。
参加要項はここから Ka Ulu Lauhala O Kona pdf
エイトポイントのマット
今月のラウハラ・クラブのプロジェクトは、エイトポイントのマット。
クラブ仲間のローリーから同じものをクリスマスプレゼントにもらった時、これは細かいし、きれいに編むのは大変そう、と思っていたのだけど・・・
やってみると、角の編み方の要領を押さえればわりとサクサク編むことができた。
嬉しいことに、私が座ったテーブルに、後から来たアンティ・リリーが座ったので、久しぶりにアンティー・リリーに教えてもらう機会にめぐり合った。
アンティー・リリーは、今クラブで教えているクム達の中では、一番上、素晴らしいウィーバーだ。
子供の頃から編み始め、昔ヒロにあったラウハラ工房 Hale Manu Craft からホノルルに出荷する商品を編んでいた、コマーシャル・ウィーバーでもある。
とにかくなんでも編める上、ラウハラの色や仕上がりが完璧なのがアンティーの仕事。
少し前まで、アンティの編んだ小物入れや帽子をヒロのギフトショップで買うこともできた。
現在ハワイ島でラウハラの帽子を編んでいるウィーバーは、西(コナ)のアンティー・マルイヒ、東(ヒロ)のアンティー・リリーが最高峰だと私は思っている。
実は私はこの二人のクムから、是非とも帽子を習いたいと願っている。
アンティー・リリーは一昨年から病気療養しているため、今はもう帽子を編んでいないらしいけれど、体調が良くなったら教えてくださいね、とお願いしてある。それがいつになるかわからないけど、編む練習を重ねて、準備しておかなければ。。
そのアンティー最近は韓国ドラマにはまっていて、テレビの時間にお誘いが来ると、「今調子が良くないから・・って言ってるのよ」と、ちょっといたずらっ子みたいにニヤリ。 かわいいアンティー
お元気で長生きしてください。そして帽子教えて下さい。
クラブ仲間のローリーから同じものをクリスマスプレゼントにもらった時、これは細かいし、きれいに編むのは大変そう、と思っていたのだけど・・・
やってみると、角の編み方の要領を押さえればわりとサクサク編むことができた。
嬉しいことに、私が座ったテーブルに、後から来たアンティ・リリーが座ったので、久しぶりにアンティー・リリーに教えてもらう機会にめぐり合った。
アンティー・リリーは、今クラブで教えているクム達の中では、一番上、素晴らしいウィーバーだ。
子供の頃から編み始め、昔ヒロにあったラウハラ工房 Hale Manu Craft からホノルルに出荷する商品を編んでいた、コマーシャル・ウィーバーでもある。
とにかくなんでも編める上、ラウハラの色や仕上がりが完璧なのがアンティーの仕事。
少し前まで、アンティの編んだ小物入れや帽子をヒロのギフトショップで買うこともできた。
現在ハワイ島でラウハラの帽子を編んでいるウィーバーは、西(コナ)のアンティー・マルイヒ、東(ヒロ)のアンティー・リリーが最高峰だと私は思っている。
実は私はこの二人のクムから、是非とも帽子を習いたいと願っている。
アンティー・リリーは一昨年から病気療養しているため、今はもう帽子を編んでいないらしいけれど、体調が良くなったら教えてくださいね、とお願いしてある。それがいつになるかわからないけど、編む練習を重ねて、準備しておかなければ。。
そのアンティー最近は韓国ドラマにはまっていて、テレビの時間にお誘いが来ると、「今調子が良くないから・・って言ってるのよ」と、ちょっといたずらっ子みたいにニヤリ。 かわいいアンティー
お元気で長生きしてください。そして帽子教えて下さい。
2/11/2010
Crazy Fingers
最近 友人たちとラウハラを編む機会が増えてきた。
フラやロミロミのような、すでによく知られたハワイの文化を習うことと比べると、ラウハラ編みは、自分でコツコツと手仕事を続けていくずっと地味な作業の世界だから、身近に知っている人でもいないと、なかなかとっかかりがなくて、どうやって始めればいいかもわからないのだけれど、最近周りで、やってみたい、習いたいと言う人の輪が少しづつ広がってきている。
せっかく習うなら、幅広く吸収して欲しいと思うから、ヒロ近辺でラウハラの伝統文化を広める活動に力をいれている非営利団体、Aha Puhala O Punaの会合に誘っている。
けれど、月一回のクラブ活動(懐かしい言葉!)では私自身物足りないので、やりたい!という人がいれば、週末に機会を作ってワイワイとランチも楽しみながら、一緒に編んでいる。
まだまだ “教える” なんていう立場じゃないけれど、一度は失われかけたこの文化を伝える事に役立つのであれば、ハワイから受けた多くの恵みにお返しができるいい機会になり得ると思う。
クラブでは、前からいる人はクムでなくても、メンターとして、新メンバーのよき指導者になることを奨励されているし、多分日本人は日本語で習う方が楽だろう、ってこともあるから、機会があれば、葉っぱの処理の仕方や、基本中の基本、ブレスレットの編み方を教えることにしている。
その “教える” ってことに関して、私の思うことを書いてみようと思う。
文字を持たなかったハワイアンは、ものごとを習う時は、まずは “見て覚える” のが普通で、ラウハラに限らず、教科書というものはない。
必ず “watch” = “見なさい” と言われる。 で、次に “やってみて” とくる。
実は私はこれが苦手で、フラにしてもラウハラにしても、目で見たものを即・記憶に刻むことがなかなか出来ない。
幸いラウハラは机に座っての手作業だから、「もう一度お願いします」と頼めるけど、フラは気が付いたら踊りから置いてきぼりになっている(苦笑)
教科書があればなぁ。。
教科書を見て(読んで)→頭で考え→理解して→やってみる、というならわかりやすいのだけど、 “頭で考えて、理解する” ところを飛ばして、 “見て、やってみる” には、シナプスが一瞬にして視覚と動作をつないでくれるよう訓練をするしかない、と思ってしまう。
より原始に近い人間の能力のすごいところだ、とつくづく羨ましく思うのだけど、教科書で育ってしまった私は、じゃあ自分で教科書を書けばいいじゃん、ということなるが、それもまた得意とするところではないので、私は、“言葉と実技をまじえて、理にかなった説明” を心がけて教えたいと思っている。
ある時、ラウハラ編みのバッグの作り方を習っていた。
その先生はアーティストだった。
私は、「マカ・オエノ(網代編み)を編んでいて、段数を数えるのはどうしたらいいのですか?」と質問をした。
先生は、「私は段数なんて数えないわ」 と答えた。
えー、だって、バッグのデザインを考えていると、ここはこの柄で何段、次はこの柄で何段、最後は最初と同じになるように何段、って、私なら数えるけどなぁ。。。 編み物と同じように。。。
アーティストは、感覚で表現すればいいのよ、ということなんだろうけど、それにしても、そんな答えでは生徒が困ってしまうよなぁ。。。。
逆に、数えることが癖になるまで、 “数えなさい” “数えるのよ” と繰り返す先生もいる。
これまた細かく編んだ目数を数えるのも大変で、どっちも私は得意ではないと思う。
では私は。。。と言うと、
自分が覚えるにあたって、“こうだから、こうなる” というロジックをつかみたい。
そして、最低限、それをもとに、教えたいのだ。
教科書はないけれど、道理がわかるように教えたい、
それを修得するには、自分がわかるまで、繰り返し、繰り返し、やってみること。
そうしてマスターした人たちの言葉には、そのロジックが先を見据えた知恵となって、いっぱい詰まっているものだ。
ただ編んでみせることと、教えることは別ものだと思うから、今のところはまだ、ひとつの物を完成までロジカルに教えてあげられるものしか、教えるつもりはない。
途中までやって、あとはこんな感じ、では、納得できないから。。
だから今のところはブレスレットだけかな。。
でもそろそろ次の段階へと、指先に集中する日々。
今朝もトイレに座って編んでいる私を発見。
もっともっと編めるようになりたい。
先生と呼ばれるようになりたいとは思わないけど、いつか、Crazy Finger と呼ばれるくらいになりたいなぁ
フラやロミロミのような、すでによく知られたハワイの文化を習うことと比べると、ラウハラ編みは、自分でコツコツと手仕事を続けていくずっと地味な作業の世界だから、身近に知っている人でもいないと、なかなかとっかかりがなくて、どうやって始めればいいかもわからないのだけれど、最近周りで、やってみたい、習いたいと言う人の輪が少しづつ広がってきている。
せっかく習うなら、幅広く吸収して欲しいと思うから、ヒロ近辺でラウハラの伝統文化を広める活動に力をいれている非営利団体、Aha Puhala O Punaの会合に誘っている。
けれど、月一回のクラブ活動(懐かしい言葉!)では私自身物足りないので、やりたい!という人がいれば、週末に機会を作ってワイワイとランチも楽しみながら、一緒に編んでいる。
まだまだ “教える” なんていう立場じゃないけれど、一度は失われかけたこの文化を伝える事に役立つのであれば、ハワイから受けた多くの恵みにお返しができるいい機会になり得ると思う。
クラブでは、前からいる人はクムでなくても、メンターとして、新メンバーのよき指導者になることを奨励されているし、多分日本人は日本語で習う方が楽だろう、ってこともあるから、機会があれば、葉っぱの処理の仕方や、基本中の基本、ブレスレットの編み方を教えることにしている。
その “教える” ってことに関して、私の思うことを書いてみようと思う。
文字を持たなかったハワイアンは、ものごとを習う時は、まずは “見て覚える” のが普通で、ラウハラに限らず、教科書というものはない。
必ず “watch” = “見なさい” と言われる。 で、次に “やってみて” とくる。
実は私はこれが苦手で、フラにしてもラウハラにしても、目で見たものを即・記憶に刻むことがなかなか出来ない。
幸いラウハラは机に座っての手作業だから、「もう一度お願いします」と頼めるけど、フラは気が付いたら踊りから置いてきぼりになっている(苦笑)
教科書があればなぁ。。
教科書を見て(読んで)→頭で考え→理解して→やってみる、というならわかりやすいのだけど、 “頭で考えて、理解する” ところを飛ばして、 “見て、やってみる” には、シナプスが一瞬にして視覚と動作をつないでくれるよう訓練をするしかない、と思ってしまう。
より原始に近い人間の能力のすごいところだ、とつくづく羨ましく思うのだけど、教科書で育ってしまった私は、じゃあ自分で教科書を書けばいいじゃん、ということなるが、それもまた得意とするところではないので、私は、“言葉と実技をまじえて、理にかなった説明” を心がけて教えたいと思っている。
ある時、ラウハラ編みのバッグの作り方を習っていた。
その先生はアーティストだった。
私は、「マカ・オエノ(網代編み)を編んでいて、段数を数えるのはどうしたらいいのですか?」と質問をした。
先生は、「私は段数なんて数えないわ」 と答えた。
えー、だって、バッグのデザインを考えていると、ここはこの柄で何段、次はこの柄で何段、最後は最初と同じになるように何段、って、私なら数えるけどなぁ。。。 編み物と同じように。。。
アーティストは、感覚で表現すればいいのよ、ということなんだろうけど、それにしても、そんな答えでは生徒が困ってしまうよなぁ。。。。
逆に、数えることが癖になるまで、 “数えなさい” “数えるのよ” と繰り返す先生もいる。
これまた細かく編んだ目数を数えるのも大変で、どっちも私は得意ではないと思う。
では私は。。。と言うと、
自分が覚えるにあたって、“こうだから、こうなる” というロジックをつかみたい。
そして、最低限、それをもとに、教えたいのだ。
教科書はないけれど、道理がわかるように教えたい、
それを修得するには、自分がわかるまで、繰り返し、繰り返し、やってみること。
そうしてマスターした人たちの言葉には、そのロジックが先を見据えた知恵となって、いっぱい詰まっているものだ。
ただ編んでみせることと、教えることは別ものだと思うから、今のところはまだ、ひとつの物を完成までロジカルに教えてあげられるものしか、教えるつもりはない。
途中までやって、あとはこんな感じ、では、納得できないから。。
だから今のところはブレスレットだけかな。。
でもそろそろ次の段階へと、指先に集中する日々。
今朝もトイレに座って編んでいる私を発見。
もっともっと編めるようになりたい。
先生と呼ばれるようになりたいとは思わないけど、いつか、Crazy Finger と呼ばれるくらいになりたいなぁ
奄美大島で。。。
2/08/2010
ラウハラ仲間がまたひとり
この冬のヒロは、珍しく雨が降らず、乾燥した日が続いている。
こんな時はいい葉っぱが採れる。
それでもやっぱりヒロ、空気中の少しばかりの湿り気が、葉っぱを柔らかくしてくれるから 編みやすい。
ラウハラを編みながら過ごす午後・幸せだな~
そして・・・ラウハラ仲間がまたひとり増えた
今日初めてラウハラを編んだsanaeのブレスレット、なかなかゴッツくてかっこいいのが出来た。
私は幅の広いのを作ってみたのだけど、出来上がって腕にはめるとイイ感じ。
こんな時はいい葉っぱが採れる。
それでもやっぱりヒロ、空気中の少しばかりの湿り気が、葉っぱを柔らかくしてくれるから 編みやすい。
ラウハラを編みながら過ごす午後・幸せだな~
そして・・・ラウハラ仲間がまたひとり増えた
今日初めてラウハラを編んだsanaeのブレスレット、なかなかゴッツくてかっこいいのが出来た。
私は幅の広いのを作ってみたのだけど、出来上がって腕にはめるとイイ感じ。
1/27/2010
1/26/2010
ラウハラ採集
沖縄でアダンの工芸品を編んでいるオバアの話では、アダンは冬から春頃の葉っぱはあまり良くなくて、10月頃の葉っぱがいいとか。。。
日本の10月と言えば、残暑も過ぎて爽やかに空気も乾いてくる時期。 ハワイと違って沖縄は緑の葉を採っているはずだから、樹に果実が実るように、アダンの葉にも成熟する時期があるのかな?
ハワイのウィーバーの間では、樹についたまま枯れた葉を matured leaf (成葉)としているので、普通緑の葉はとらないし、いつ頃採れるラウハラがいいという話は聞いたことがないけれど、乾燥したコナで採れる葉っぱは、コナ自慢のひとつと言えるほど、表も裏も均一に色が白く、カビもなくとてもきれいだ。
今年に入ってから 普段は雨のよく降るイースト・ハワイ(ハワイ島の東側)でも、ほどんど雨が降らないで乾燥した天気が続いているので、これはラウハラの採り時かも、とばかりに、このところの休みの日にはラウハラを集めている。
ダンナ君のサーフィンにつきあってよく行くのが 南東の海岸にあるポヒキ・ベイ~アハラヌイ・パークのあたり。 この南東海岸にはいたるところにハラの群生地があって、カラパナの名もラウハラを編むハワイアンが多くいたところとして知られている。
余談だけど、カラパナのラウハラ編みのクム、アンティー・ミニーの家は、周りに流れてきた溶岩にやられずに、ポツンと一軒残った。 何かに守られたように・・・・
海岸に平行して走る州道沿いや海岸にはいくらでもハラの木があるので、葉っぱはいくらでも採ることができるし、その場でPo'o(先っぽ)とHuelo(根元)を切り落とし、目の前の海で汚れを洗い落としてしまえば、あとの処理がとても楽になる。 採った葉っぱはできるだけ早く(1週間ぐらいのうちに・かな)汚れを落としてきれいにしておくのがだいじで、同時にトゲをとっておけば、あとは時間のあるときに平らに伸してクカアをつくればいい。
ラウハラの下処理は、やってみると、なかなかいい瞑想の時間だ。 これに割く時間がないときは、忙し過ぎてストレスに注意ってことかも。。。
日本の10月と言えば、残暑も過ぎて爽やかに空気も乾いてくる時期。 ハワイと違って沖縄は緑の葉を採っているはずだから、樹に果実が実るように、アダンの葉にも成熟する時期があるのかな?
ハワイのウィーバーの間では、樹についたまま枯れた葉を matured leaf (成葉)としているので、普通緑の葉はとらないし、いつ頃採れるラウハラがいいという話は聞いたことがないけれど、乾燥したコナで採れる葉っぱは、コナ自慢のひとつと言えるほど、表も裏も均一に色が白く、カビもなくとてもきれいだ。
今年に入ってから 普段は雨のよく降るイースト・ハワイ(ハワイ島の東側)でも、ほどんど雨が降らないで乾燥した天気が続いているので、これはラウハラの採り時かも、とばかりに、このところの休みの日にはラウハラを集めている。
ダンナ君のサーフィンにつきあってよく行くのが 南東の海岸にあるポヒキ・ベイ~アハラヌイ・パークのあたり。 この南東海岸にはいたるところにハラの群生地があって、カラパナの名もラウハラを編むハワイアンが多くいたところとして知られている。
余談だけど、カラパナのラウハラ編みのクム、アンティー・ミニーの家は、周りに流れてきた溶岩にやられずに、ポツンと一軒残った。 何かに守られたように・・・・
海岸に平行して走る州道沿いや海岸にはいくらでもハラの木があるので、葉っぱはいくらでも採ることができるし、その場でPo'o(先っぽ)とHuelo(根元)を切り落とし、目の前の海で汚れを洗い落としてしまえば、あとの処理がとても楽になる。 採った葉っぱはできるだけ早く(1週間ぐらいのうちに・かな)汚れを落としてきれいにしておくのがだいじで、同時にトゲをとっておけば、あとは時間のあるときに平らに伸してクカアをつくればいい。
ラウハラの下処理は、やってみると、なかなかいい瞑想の時間だ。 これに割く時間がないときは、忙し過ぎてストレスに注意ってことかも。。。
1/09/2010
編初めはホヌ
書初めならぬ、編初めは ホヌ
今日は2010年最初のラウハラ・クラブの集まりがあって、ホヌ(亀)を編み、海に入れてあげたところ。
今回の制作用お手本はいくつかあって、カワイイのは詰め物がしてあって、編みぐるみっぽいもの。
それが作れればよかったんだけど、 私のは、気がついた時にはすでにアンティが尻尾のところを閉じてくれていて、詰め物を入れる機会を逸してしまった。
だからこれは壁掛け? それとも鍋敷?
性格的に実用的なものがお好みなわたくしとしては、いつか鍋敷きになるな~~
どっちにしても なんだか もらっても困るような代物だけど。。
写真で見て気がついたけど、目の位置が違うような気がする・・これじゃ頭の上に目がついてるみたい。 直すべきか。。。
もちろん いろいろな編み方を習得する上のサンプルとして、これをお手本に発想を広げて、自分のクリエーションにつなげられればいいわけです。
今回初参加の友人達、初めてでこのホヌはけっこう難しくて、四苦八苦しながらも楽しんでホヌを編んだ様子がさっそく三日月カメラさんのブログにアップされている。
みんな続けてくれるといいなぁ
1/04/2010
奄美のアダン
昨年の夏と秋に訪れた奄美のことも、少しづつ綴っていきたい。 まずは気になる奄美のアダンのこと。
植物分類上、“アダン” と “ハラ” の二種は、どちらも タコノキ科(Pandanaceae)、 タコノキ属(Pandanus) 、 テクトリアス種(Pandanus Tectorius)である。 原産はアジアの熱帯~亜熱帯・太平洋諸島・熱帯アフリカ・マダガスカル南太平洋と、広域に分布している。
見
学に訪れたあるお屋敷の庭に立派なビヨウタコノキがあり、枯葉が欲しいことを告げると 「どうするんですか?」と訊かれ、「こんなものをつくるんですよ」
と腕にはめたブレスレットを見せると、「この枯葉でそんな物が作れるなんて知らなかった、それはすごい」と、前の週の台風で落ちたという枯葉をたくさん
分けてくださった。
ビヨウタコノキは 別名アカタコノキとも呼ばれている。 確かに、葉の根元やトゲが赤い 。
そして、奄美のアダンと言えばこれをはずすことはできない。 熱帯の自然の妖艶なまでの生命力を描くことに生涯をついやした画家 田中一村の代表的な作品「アダンの木」の画。
奄美パークにある一村の記念美術館を訪れ、こころを動かされる多くの作品に出会ったことで、奄美の旅はよりいっそう色濃い思い出となった。
奄美で採取したアダン葉は、日本にいる間にきれいにし、伸して、クカアを作るところまでやってハワイへ持ち帰った。 それぞれ、どこのアダンの木の葉なのかをクカアに書き記してあるので、その名前を見ては、奄美へと思いを馳せている。
奄美に着いてすぐに気がつくのは、ハワイと同じ植物が多い
こと。 ハワイのハラの木と同種のアダンが沢山ある。 ハワイでもハラ・グローブと言って、群生している場所がまだ残っているが、奄美でも群生するアダンは、あちこちの海岸で防風林の役目を果たしている。
どんどん上へ伸びていくハワイのハラと比べると、アダンは背が低く、手を伸ばせばすぐに届く所に葉っぱがあるのだが、奄美には
ハブが多いと知っては、おいそれと茂みに踏みこんで行くわけにはいかない。 葉っぱそのものはハラと比べると細く短く、やはり湿気の多い奄美ではカビも多く、いい葉を集めるのはそう簡単ではなかった。
葉っぱを集めるにあたっては、滞在先のホテルの庭の枯葉を取らせてもらったり、群生地があることで知られる “あやまる岬” にも足を伸ばした。
植物分類上、“アダン” と “ハラ” の二種は、どちらも タコノキ科(Pandanaceae)、 タコノキ属(Pandanus) 、 テクトリアス種(Pandanus Tectorius)である。 原産はアジアの熱帯~亜熱帯・太平洋諸島・熱帯アフリカ・マダガスカル南太平洋と、広域に分布している。
アダン
奄美で見られるもう一種 ビヨウタコノキ。 ユーティリス種(Pandanus Utilis)は、公園や道路の街路樹などに植えられている。 明らかに近年になって外から持ち込まれた種のようだ。 地元の人も アダンとは区別して タコノキと呼んでいる(本当はどっちもタコノキなんだけど)。 マダガスカルとモーリシャスが原産で、ビヨウとは美容とか美葉とも書くらしいが、タコノキの中でももっとも姿が美しいとされる。
ビヨウタコノキ
ビヨウタコノキは 別名アカタコノキとも呼ばれている。 確かに、葉の根元やトゲが赤い 。
そして、奄美のアダンと言えばこれをはずすことはできない。 熱帯の自然の妖艶なまでの生命力を描くことに生涯をついやした画家 田中一村の代表的な作品「アダンの木」の画。
奄美パークにある一村の記念美術館を訪れ、こころを動かされる多くの作品に出会ったことで、奄美の旅はよりいっそう色濃い思い出となった。
奄美で採取したアダン葉は、日本にいる間にきれいにし、伸して、クカアを作るところまでやってハワイへ持ち帰った。 それぞれ、どこのアダンの木の葉なのかをクカアに書き記してあるので、その名前を見ては、奄美へと思いを馳せている。
1/01/2010
Fullmoon over the years
なんでもNew years eveにフルムーンになるのは19年に一度のことだとか。。。
そうとも知らずに撮った昨夜の満月。
記録ってことで。。。
New yeas eveのパーティーに出かける時、マウンテンビューの家で 7時半ごろ
途中で友人をピックアップしたヒロの家 8時過ぎ
パーティーが終わって戻った友人宅 2010年1月1日の午前1時過ぎ
こういう月を見ていると、その幻想的なあまりに、100年とかそれ以上前のハワイに戻って、
風の音を聞きながら雲が流れていく様を
見続けていたい気持ちになる
見続けていたい気持ちになる
チェックのボトルカバー
ボトルカバー 今までは練習のつもりで柄なんて考えずに編んでいたけど、今回は初めて、ちゃんときれいなチェックになるように考えて編んでみた。
模様が出てきていい感じになってくると、早く仕上げたくて止まらなくなる。
実際は、初めの1/3ぐらいは調子が出ていないというか、少し隙間があったり、模様が歪んだりして、手が慣れてきれいに編めてくるのはそれより後になってしまうから、そこを常に同じように編めるようにならないと。。
でもチェックが編み出されていくのを見るのは楽しくて、私が本気でラウハラ編みを始めるきっかけとなったパトリースのあのラウハラのバッグに自分の作品を重ねてみたい気持になる。
面白いもので、かつて織物をやってみたいといういう気持はあったけれど、それが精練された糸や布ではなく、またカゴを作ってみたいという気持はあったけれど、それが均一された竹細工でも、荒々しい山葡萄でもなく、ただ一種の植物の葉の枯れ具合で、双方を満たすかのような何かを作り出すことができるなんて、ラウハラ編みには期待以上の要素があることを見つけた気がする。
でもチェックが編み出されていくのを見るのは楽しくて、私が本気でラウハラ編みを始めるきっかけとなったパトリースのあのラウハラのバッグに自分の作品を重ねてみたい気持になる。
面白いもので、かつて織物をやってみたいといういう気持はあったけれど、それが精練された糸や布ではなく、またカゴを作ってみたいという気持はあったけれど、それが均一された竹細工でも、荒々しい山葡萄でもなく、ただ一種の植物の葉の枯れ具合で、双方を満たすかのような何かを作り出すことができるなんて、ラウハラ編みには期待以上の要素があることを見つけた気がする。
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