ハワイの伝統クラフト ラウハラ編みについて・・・

ここは私の日常を気の向くまま綴っているブログですが、

ラウハラ編みの記事が多いために、

ラウハラ編みに関する質問や、体験指導の依頼を頂くことがあります。 


ハワイと違って日本では、

ラウハラ編みに関する情報も、体験したり習ったりする機会も

ほとんど皆無であることを理解していますので、


ラウハラ編みに興味を持たれた方や、ご質問のある方には、

できるだけお答えしたいと思いますので、メールをお寄せ下さい。 

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アドレスは、プロフィール覧にあります。


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11/22/2010

クカア作り


やっと少し、溜まっていたラウハラをクカアにした。

ちょっと前に痛めた手首がまだ良くならず、
ローラーを回すのもクカアをキッチリ巻くのもあまりうまくいかないけど、
これをしないと何も作れない。


自分でクカアを作る人たちによると、
いつ何処で採ったラウハラか、きちんとクカアに記してあるという。

私もそうしていて、
とりわけ、その場所や採った時の思い出のあるラウハラは、
時を見て身近な何かを作りたいと思って、大事に保存している。


昨日クカアにしたラウハラは、
ハワイへ来た頃にはよく遊びに行った、プアコ・ビーチで採ったものと、
ハワイアンの史跡があるとても好きな場所、カフヴァイで採ったもの。

クカアを作りながら、葉の色や硬さを見て、何を作ろうか考える。

プアコのハラは、その場所へフアカイに連れて行ってくれた人へ、
なにかお礼になるものを作ってプレゼントしたい。

カフヴァイのハラは、幅広くとても特徴があるので、がっしりしたバスケットかな。



針灸の先生から、仕事も趣味も手仕事は良くないからどっちかにしなさい と言われたばかりだけど、
それは無理だなぁ。。。




写真はiPhoneアプリのInstagramで加工。これがまた楽しい。

11/10/2010

Ohe kapala


最近やってみたいと思っていることのひとつに オヘ・カパラがある。


オヘ・カパラとは、古代のハワイで作られていた不織布カパに模様をプリントするために作られた道具、そしてその技法のことで、

オヘ=竹、カパラ=プリントすること、スタンプを押すこと 
で、竹に彫ったスタンプで模様を染めることを言う。

広く知られているところでは、カヒコのフラの衣装に、ハラウに伝わる伝統の模様や、
チャントにまつわる模様を染めるために使われている。

伝統的なオヘ・カパラの模様は、古代のハワイアンが日常に見ていたもの、
例えば鳥の羽、鮫の歯、魚の骨などがあるようだが、
実はオヘ・カパラは一度失われてしまったアートゆえに、
模様にまつわる意味なども失われてしまったそうだ。



竹に彫られた模様


オヘ・カパラで布に染められた模様

Papale #2


やっと2つ目の帽子ができた。
編み始めたのは6月。
ところが、天辺を終えたところで増し目に間違いがあることに気が付いて、
部分的に解き始めたもののかえって混乱してしまって、ピコだけ残して天辺をやり直すことに・・・。
少なくても半日は座って編むことに専念する時間がないと、網目の力加減が違ってしまってはまずいと思うので、その時間ができるまでは置きっ放し。
8月のある日に天辺をブロックにセットしてクラウンを編んだ。
その後ブリムに手をつけたのはもう10月になっていた。
それでも完成できたのでとても嬉しい。


コウの花のレイ、フラ仲間が作ってくれた


先週のモク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバルで、私に帽子を教えてくれたクム、アンティ・マルイヒに出来上がった帽子を見せることが出来た。
よく出来たね、と褒めてくれたけれど、それは、教えてくれた人がいいから、私にも編めたのだ。
それはとても大事なことで、寛容にハワイ文化を伝えてくださるアンティ・マルイヒに感謝。