ハワイの伝統クラフト ラウハラ編みについて・・・

ここは私の日常を気の向くまま綴っているブログですが、

ラウハラ編みの記事が多いために、

ラウハラ編みに関する質問や、体験指導の依頼を頂くことがあります。 


ハワイと違って日本では、

ラウハラ編みに関する情報も、体験したり習ったりする機会も

ほとんど皆無であることを理解していますので、


ラウハラ編みに興味を持たれた方や、ご質問のある方には、

できるだけお答えしたいと思いますので、メールをお寄せ下さい。 

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8/24/2009

Kete Harakeke

ニュージーランドの先住民マオリのダナ・キャンベルは、アオテアロアのファイバー・アーティスト。 ハラケケというニュージーランド亜麻(Flax)の葉を使って衣服を作る。 そのダナのワークショップがHCCであった。
スライドで見せてくれた数々の作品、コンテンポラリー・アートとして各地で展示されてきた“服”は、伝統的な技法を重んじているハワイのラウハラ・ウィーバーから見たら、度肝を抜かれるような作品ばかりだ。
けれどそれが伝統と基本をすべて習得した上の、ファイバーを自由に扱えるアーティストの手になるものであることを、この日のワークショップで見知ることができた。

ハラケケは近年ハワイにも紹介されている、ニュージーランド原産の植物。 ハラケケとはマオリ語で、その語ヨーロピアンによって繊維が似ているという理由でフラックス(亜麻)と呼ばれるようになったらしい。

細長い葉は、緑のままで細く切って編まれることが多いが、葉の表面を削いで中の繊維を取り出し、細い繊維に撚りをかけて紐にして編む技法もある。


このムール貝の淵を使って、葉の表面を削ぐ。 ダナはこの貝を、オレゴンのビーチで見つけたのだそうだ。


葉の中にある繊維を撚って作った紐で、ケテ(バッグ)を編んでいる。 上下逆さにして編んでいるので、上の部分が底になる。 髪の毛ほどの細い繊維は、長いといっても数十センチ、撚るだけでも気が遠くなる作業だ。


残念なことに、ダナの作品をWebでみることができない。。 けれど、Flax Art のホームページで、数々のケテを見ることができる。
ラウハラのエケ(バッグ)の参考にもなりそうだ。

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