ハワイの伝統クラフト ラウハラ編みについて・・・

ここは私の日常を気の向くまま綴っているブログですが、

ラウハラ編みの記事が多いために、

ラウハラ編みに関する質問や、体験指導の依頼を頂くことがあります。 


ハワイと違って日本では、

ラウハラ編みに関する情報も、体験したり習ったりする機会も

ほとんど皆無であることを理解していますので、


ラウハラ編みに興味を持たれた方や、ご質問のある方には、

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5/17/2008

今日もラウハラ採集

先週採ったラウ(葉っぱ)はあまり良くなかった。
裏側にカビが出ている葉を使って作ると、いつかそのカビが周囲にも広がってしまうから、「私はたとえ採ってきても捨てちゃうわよ」と、編み方を教えてくれているミッシェルが言う。
柔らかくてきれいなラウで作れば一生もの、ミッシェルは自分の店で何人かのラウハラ・アーティストの作った物を売っているので、選ぶ目は厳しい。

今日はアハラヌイ・パークでラウハラを採った。


このあたりにはハラの木は沢山あるけれど、公園の中のものは採りに来る人が多いので、比較的葉が新しい。 葉の状態は悪くないけれど、ここ2~3日雨が降らず、今日も朝から晴れて乾燥しているので、葉も乾燥気味。
               

根元と葉先を切り落とし、葉の横の棘を取ってから汚れを落とす。
葉が丸まったところを開くとき、パリンと割れてしまわないように、内側に濡れタオルをあてがってゆっくりと広げいく。 やはりかなり乾燥していて、葉先の薄いところがパリパリと割れてくるので、先のほうだけしばらく水につけてから伸していく。 さらに竹筒でつくったローラーに巻き取って葉を平らにする。
 


巻き取って輪っかになった葉を、外側から内側へと重ねてクカア(束)を作る。
これで20枚ぐらいかな。 この状態になって売られているものは、40~60枚ぐらい重なっている。
ラウハラのカンファレンスの余興で、クカアがどれだけ頑丈にできているか、円盤投げをしたり坂を転がしたりして競って遊ぶらしい。    



たかだか20枚ぐらいの葉っぱだけれど、選びながら採って、汚れを落として下処理を済ませるのは時間がかかる。 けれど、この段階が自分の作るものに反映すると思うと、今のところは自分で納得がいくようにやりたい。
こうして作ったクカアに、いつどこで採ったラウで作ったのかを書いておく。 この状態で最低2週間ぐらい乾かす。 その間にカビが生えないように、暖かくて乾燥したところに置いておくのがいいそうだ。
私は自分の車の中に入れておく。

クカアはラウハラの基本的な保存方法で、保存状態さえよければ、このままで何年ももつそうだ。

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