ハワイの伝統クラフト ラウハラ編みについて・・・

ここは私の日常を気の向くまま綴っているブログですが、

ラウハラ編みの記事が多いために、

ラウハラ編みに関する質問や、体験指導の依頼を頂くことがあります。 


ハワイと違って日本では、

ラウハラ編みに関する情報も、体験したり習ったりする機会も

ほとんど皆無であることを理解していますので、


ラウハラ編みに興味を持たれた方や、ご質問のある方には、

できるだけお答えしたいと思いますので、メールをお寄せ下さい。 

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6/19/2012

ブロッキング マジック



ハワイ島のコナで催されたラウハラ編みの大会、Ka Ulu Lauhala O Kona に参加してきた。
84歳という高齢で、この大会の長としてラウハラ編みの継承に力を注いでいるマスター ウィーバー、アンティ・マルイヒから帽子を習うこと2度目。
すでにいくつか帽子は編んでいるけれど、今住んでいる地域には、もう存命するマスター ウィーバーはいないので、一生をラウハラ編み費やしたウィーバーの横に座って編むことができるのは、今はこの機会しかない。
アンティの口からラウハラ編みのコツを聞いたり、動かす指から技を真似てみたり、たくさんインスパイアされたいと思っている。

ラウハラ編みの帽子は、フリーハンドで天辺を形成した後は木型にセットし、最後まで木型につけたままで編む。
端の始末をして木型からはずした時点では、まだ全体が凸凹していたり、ブリムが真っ直ぐでなかったりするので、アイロンをかけて帽子の形を整えていく。
そして最後に、ツマミやミゾを着けたり、ツマミに角度を着けたりするのだが、アンティは天辺を大胆に凹ませたと思ったら、そこから手でなぞるようにつまみをつけていく。
時々被る人の顔をちらりと見ては、つまみの角度を調整し、木型とアイロンを両手で操り、形を整えていく。 まるでマジックハンド。




この最後の仕上げで帽子の印象は大きく変る。 自分の編んだ帽子が、まるでアンティ・マルイヒの帽子のように(まさかね、でもほんとに)出来上がる。

こうして編み上がった帽子、これは私が編んだ ”アンティ・マルイヒの帽子” なのだ。




フラと違ってハラウに通って習うわけではないし、決まった先生に弟子入りするのもなかなか難しい。 その上、あのクムからも習いたいし、あのクムからも習いたい。。 習うからには、その先生のスタイルを習得したい。 それは長い道のりだけど・・・
そしていつか”私の帽子”を編んでみたいな。

Mahalo Kumu Pāpale Aunty Maluihi

5 件のコメント:

れいくみ さんのコメント...

私も一度はアンティ・マルイヒから習いたいです。
でも、まだまだ習わなくてはいけない事があるので、
もっともっと、沢山編まなくては!

Makanioluolu さんのコメント...

れいくみさん
帽子もスタイルをいろいろ習おうと思ったら先が長いですよね。。
いつか帽子屋さんしましょうか?

れいくみ さんのコメント...

そんな日が来るとは、今は考えられない…
やはり、ハワイ島にラウハラ移住するしかないかっ!?

Makanioluolu さんのコメント...

多分10月頃に オアフ島でも大会あるんですよ。
まずは年2回のラウハラ修業?

れいくみ さんのコメント...

そういう大会とかは、
直前にならないと情報がアップされないので、
注意しておきます。
ありがとうございます!!