この11月に3年目を迎えたMoku O Keawe International Festival は、フラに関連する芸術の発展を育み広めていくことを目的として、ハワイ島のコナで開催される大会である。 今のところ大会参加の中心となっているのはフラ流行りの日本人だ。 とは言うものの、フラ人口は実はメキシコもかなり多く、ヨーロッパにも広がりつつある。 20回、30回を迎えるころには、本当にフラの世界大会になるのかもしれない。
今のところコンペの規模はまだ小さいが、この大会は、著名なハワイのクム・フラ(フラの先生)達のワークショップを受けられるという大きな魅力がある。 踊りだけでなく、チャント、レイ、衣装、楽器類の製作、フラゆかりの地を訪ねるなど、多角的に学べるプログラムが用意されている。
だから本当は私はフラのワークショップを受けたいのだ。 ところが(面白くないことには)、仕事の関係上私はスタッフとして働くことが義務付けられてしまっている・・・ それで今年の大会に初めて組みこまれたラウハラ編みのワークショップを私の所属するAha Puhala O Punaが指導にあたることになったときに、その通訳は私にやらせて欲しいと頼み込んだ。
1 日目は初心者対象のブレスレット(ハワイ語でアポリマ)、2日目は中級者向けの団扇(ペアヒ)。 ふたを開けてみると、参加した3名の日本人は皆ある程度 の英語が話せるので、通訳は楽だった。 もともと、ラウハラ編みに使われるハワイ語を覚えることのほうが大変だと思っていた。 結局それも一緒に組ん だクム(先生)次第、ハワイアンのクムであればまた違っていたかもしれないけれど、ラウハラ編みに関するハワイ語といっても、普段あまり使っていない単語をこの時とばかりに引っ張り出してきて教えるといっても、そう簡単には口から出てこないのは、先生も同じだったわけだ。
アポリマ(ブレスレット)製作中
仕上がった ペアヒ(団扇)
私作のアポリマ1日目のアポリマのワークショップでは、私も一緒に作らせてもらった。 黒いラウハラは市販の染め粉で染めてあるが、伝統的な方法では、マングローブの根元の土に埋めておくのだそうだ。
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