毎月のラウハラ編みのクラブでは、プロジェクトにそって小さなものを作りながらも、いつかは帽子を編みたい、とか、バッグを編みたいと思っている人は多いと思う。 私もそのひとりだけれど、自分が手を染めていけばいくほど、それはほんとうに熟練のいる手仕事なのだということもわかってくる。
繰り返し編む箇所は手馴れてきても、ポイントとなるようなところは、一回目は「こうやって、ああやって」と教えてもらってもよくわからなかったりして、やってみては手が止まってしまう。 けれど、そこを一度でも通過しておかないと、家に持ち帰っても一ヶ月先へ進めないままになってしまうので、しつこく聞いて自分の目と耳に覚えておいてもらうようにしている。
先回は「ハンドルのついた小さなバスケット」がプロジェクトにあがっていた。 バスケットの部分はイリのクラスで覚えたので問題なかったけれど、側面から三角にハンドルを立ち上げるところが、実は一度イリにも教えてもらっていたのだけど、今回もこの部分からは裏表二重に編んでいくのがサッパリわからなかった。 片側だけなんとか手伝ってもらい、残りは家に帰ってから、反対側となんどもひっくり返しながら仕上げたのが右のバスケット。
左のはイリの時に作ったものだ。 まだこの時期は葉っぱの選び方がわからなくて、硬い葉っぱを使っていたのでガチガチの凸凹に仕上がっている。 クラブのクム、アンティ・リリーは葉っぱの選択眼がかなり厳しい人で、ちょっとでも硬くてカビが来ているような葉っぱが混ざっていると、「こんなの使っちゃダメよ、誰が教えたの?」と、間違ったこと教えてはいけない、ということをまず厳しく言われる。 ようやく最近になって、葉っぱを選ぶときに、「このくらい大丈夫だろうな・・」から、「これはやめとこう・・」というようになってきたところだ。
もうひとつはラウハラのウチワ、これは実物と本を参考になんとか自力で仕上げたものだけど、なんか違うと思っていたら、芯棒は後から差し込むのがほんとうで、それを最初から入れて編んだので、棒の淵に隙間が出来てしまった。。。お粗末様でした。
葉の選び方も、編む事も、熟練あるのみ。 その時間がないのがちょっと辛いところ。。 ブログ書いてる暇があったら編まなきゃいけないんだよ、ホントは。。。。
だけれど一方で、最近ハワイ好きの間で知られてきているラウハラも、ハワイで売ってるものも日本のネットショップで売られているものも、90%はMade in Hawaiiではないという実情を見ていると、何がハワイ伝統文化として伝えられている物なのか、ちゃんと区別ができるように伝えないと、と思うから。。
10/26/2008
10/13/2008
ラウハラ編み ワークショップ
週末に ラウハラ編みのクラブ'Aha Puhala O Punaの一般向けワークショップがあった。
アイテムは うちわ、ブレスレット、スリッパー(ビーサン)、オーナメント(ホヌ、スター、ハート、長靴など)。
もしクラブのメンバーになっていなかったら、私もこのワークショップを受けてみようと思っていたのだけど、この日はクラブメンバーは教える側。ブレスレットと同じことだから大丈夫よ、と言われて、
作ったことのないスリッパー編みのアシスタントとして、わかる範囲で指導をすることになった。
生徒さんには、製作に先がけて、ハラの葉を準備するところからやってもらう。 ラウハラの扱いに慣れてしまえば、トゲに刺されることもなく下準備ができるけれど、初めて扱う人の手つきをみているだけで、自分も最初のころはこのトゲに痛い思いをさせられたのを思い出して、全部やってあげたくなってしまう。 けれどそこは心を鬼にして、生徒さんに体験してもらわないとね。
スリッパーの生徒さん7人のうち、3人は70は越えていそうなシニア、4人は40代前後だ。 おばあちゃん達3人はそれぞれに、少し手が震えていたり、教えたことをすぐに忘れてしまったり、けっこう手を貸す必要があったけれど、最後には全員が時間内に仕上げることができた。
私ともう一人のアシスタントは、「帰ったらさっそく編みたいよねー」と、生徒さんが仕上げているスリッパーを見ながら指をくわえて見ていた。
そして・・・・次の日にさっそく作ってみたのがこれ。
始めにゾウリの左右にある穴の片方の裏側からループ状に曲げた針金を差し込み、鼻緒と同じ幅になるだけの縦糸(細く切った葉4~5本)を束ねてループにひっかけ、裏側へ引き出す。
この時、鼻緒はよじれて付いているので、縦糸が鼻緒の上の方にくる側に引き出すように注意。
鼻緒に縦糸を重ね、横糸を最初に2~3巻きしてから編み始める。
編み方はブレスレットと同じ、縦横の平編みなので、好きなデザインを編むことができる。
鼻緒の頭のところはVになっているので、角度を調節しながら編み続ける。
反対側の根元まで編み終わったら最後に横糸を2~3巻きして、縦糸、横糸ともあわせて5センチぐらい残して切り落とし、裏側から針金を差し込んで、ループにひっかけて裏へと引き出して出来上がり。
裏側に引き出した余分の編み糸は切り落とす。 終わり
ちなみに、ハワイではビーサンとは言わず、スリッパー と言います。
アイテムは うちわ、ブレスレット、スリッパー(ビーサン)、オーナメント(ホヌ、スター、ハート、長靴など)。
もしクラブのメンバーになっていなかったら、私もこのワークショップを受けてみようと思っていたのだけど、この日はクラブメンバーは教える側。ブレスレットと同じことだから大丈夫よ、と言われて、
作ったことのないスリッパー編みのアシスタントとして、わかる範囲で指導をすることになった。
生徒さんには、製作に先がけて、ハラの葉を準備するところからやってもらう。 ラウハラの扱いに慣れてしまえば、トゲに刺されることもなく下準備ができるけれど、初めて扱う人の手つきをみているだけで、自分も最初のころはこのトゲに痛い思いをさせられたのを思い出して、全部やってあげたくなってしまう。 けれどそこは心を鬼にして、生徒さんに体験してもらわないとね。
スリッパーの生徒さん7人のうち、3人は70は越えていそうなシニア、4人は40代前後だ。 おばあちゃん達3人はそれぞれに、少し手が震えていたり、教えたことをすぐに忘れてしまったり、けっこう手を貸す必要があったけれど、最後には全員が時間内に仕上げることができた。
私ともう一人のアシスタントは、「帰ったらさっそく編みたいよねー」と、生徒さんが仕上げているスリッパーを見ながら指をくわえて見ていた。
そして・・・・次の日にさっそく作ってみたのがこれ。
本当に、ブレスレットができれば簡単にできるので、作り方を載せておきます。
俗に言う ゴムゾーリ、鼻緒が足を乗せる側から底の側へ出ているタイプのものを使う。始めにゾウリの左右にある穴の片方の裏側からループ状に曲げた針金を差し込み、鼻緒と同じ幅になるだけの縦糸(細く切った葉4~5本)を束ねてループにひっかけ、裏側へ引き出す。
この時、鼻緒はよじれて付いているので、縦糸が鼻緒の上の方にくる側に引き出すように注意。
鼻緒に縦糸を重ね、横糸を最初に2~3巻きしてから編み始める。
編み方はブレスレットと同じ、縦横の平編みなので、好きなデザインを編むことができる。
鼻緒の頭のところはVになっているので、角度を調節しながら編み続ける。
反対側の根元まで編み終わったら最後に横糸を2~3巻きして、縦糸、横糸ともあわせて5センチぐらい残して切り落とし、裏側から針金を差し込んで、ループにひっかけて裏へと引き出して出来上がり。
裏側に引き出した余分の編み糸は切り落とす。 終わり
ちなみに、ハワイではビーサンとは言わず、スリッパー と言います。
10/01/2008
もう10月
1ヶ月更新していなかったら、すっかり秋の気配を感じる季節になってきた。
日の入りが早くなって、仕事を終わるともう薄暗くなっている。 今年はいつもより平均して気温が低いように感じでいたけど、ここ2~3日、朝は長袖を着てしまうくらい涼しい。
確か沖縄でパンダナスを編んでいる人の言葉と記憶しているけど、9月か10月頃に採る葉が質がいいとか・・・
この9月は、雨が多いと言うほどでもないけれど毎朝のように降っていたので、ヒロでは葉っぱを取りに行かれなかった。 晴れが続いたら採りに行こうと思う。
今月はAha Puhala O Puna クラブ主催の一般向けのワークショップがある。 私はワークショップで習いたいぐらいなのに、メンバーは教えるほうにまわらなければいけないということで、アシスタントをすることになった。 自分が最初にラウハラを扱ったときの事を思うと、決して不器用ではないほうだけれど、葉っぱという素材を扱う事に慣れる時間が必要だったから、一度のワークショップで得て不得手を決めてしまわずともいいように、インストラクターのアシストよりも、習う側のアシストができるようにしようと思う。
日の入りが早くなって、仕事を終わるともう薄暗くなっている。 今年はいつもより平均して気温が低いように感じでいたけど、ここ2~3日、朝は長袖を着てしまうくらい涼しい。
確か沖縄でパンダナスを編んでいる人の言葉と記憶しているけど、9月か10月頃に採る葉が質がいいとか・・・
この9月は、雨が多いと言うほどでもないけれど毎朝のように降っていたので、ヒロでは葉っぱを取りに行かれなかった。 晴れが続いたら採りに行こうと思う。
今月はAha Puhala O Puna クラブ主催の一般向けのワークショップがある。 私はワークショップで習いたいぐらいなのに、メンバーは教えるほうにまわらなければいけないということで、アシスタントをすることになった。 自分が最初にラウハラを扱ったときの事を思うと、決して不器用ではないほうだけれど、葉っぱという素材を扱う事に慣れる時間が必要だったから、一度のワークショップで得て不得手を決めてしまわずともいいように、インストラクターのアシストよりも、習う側のアシストができるようにしようと思う。
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