ハワイ島のコナで催されたラウハラ編みの大会、Ka Ulu Lauhala O Kona に参加してきた。
84歳という高齢で、この大会の長としてラウハラ編みの継承に力を注いでいるマスター ウィーバー、アンティ・マルイヒから帽子を習うこと2度目。
すでにいくつか帽子は編んでいるけれど、今住んでいる地域には、もう存命するマスター ウィーバーはいないので、一生をラウハラ編み費やしたウィーバーの横に座って編むことができるのは、今はこの機会しかない。
アンティの口からラウハラ編みのコツを聞いたり、動かす指から技を真似てみたり、たくさんインスパイアされたいと思っている。
ラウハラ編みの帽子は、フリーハンドで天辺を形成した後は木型にセットし、最後まで木型につけたままで編む。
端の始末をして木型からはずした時点では、まだ全体が凸凹していたり、ブリムが真っ直ぐでなかったりするので、アイロンをかけて帽子の形を整えていく。
そして最後に、ツマミやミゾを着けたり、ツマミに角度を着けたりするのだが、アンティは天辺を大胆に凹ませたと思ったら、そこから手でなぞるようにつまみをつけていく。
時々被る人の顔をちらりと見ては、つまみの角度を調整し、木型とアイロンを両手で操り、形を整えていく。 まるでマジックハンド。
この最後の仕上げで帽子の印象は大きく変る。 自分の編んだ帽子が、まるでアンティ・マルイヒの帽子のように(まさかね、でもほんとに)出来上がる。
こうして編み上がった帽子、これは私が編んだ ”アンティ・マルイヒの帽子” なのだ。
フラと違ってハラウに通って習うわけではないし、決まった先生に弟子入りするのもなかなか難しい。 その上、あのクムからも習いたいし、あのクムからも習いたい。。 習うからには、その先生のスタイルを習得したい。 それは長い道のりだけど・・・
そしていつか”私の帽子”を編んでみたいな。
Mahalo Kumu Pāpale Aunty Maluihi